帽子(ハット・キャップ)のクリーニングとお手入れについて

帽子の保管

2020年08月20日 17時12分

帽子は通常、型崩れしないように柔らかい紙などを詰め、帽子専用の箱に入れて、通気性の良い場所にしまいます。
 

  帽子別、日常のお手入れ方法 

 
パナマハット、ストローハット・日常のお手入れ

パナマハットやストローハットなど、自然の繊維を編み込んで作られた帽子は、汚れの目立つ場所だけ、固く絞ったぬれタオルを使って手入れします。汚れの場所を軽く叩くようにして拭き取りましょう。その後、乾いたタオルを使って水分を完全に取り除きます。全体的に形を整えたら、通気性の良い場所で陰干ししましょう。洗濯ばさみはNGです。竹ザルなどがあれば、その上に帽子を置いて乾かすと良いでしょう。
 
パナマハットの窪みに注意
パナマハットやストローハットには特徴的な窪みがあります。帽子をかぶる、そして脱ぐ際には、この部分をつかまないようにしましょう。繰り返すと型崩れする可能性があります。
 
フェルトや布の帽子・日常のお手入れ
美しい風合いに魅力のあるフェルトや布製の帽子ですから、やさしくお手入れをして長く着用していきたいものです。フェルトや布の帽子は、ソフトな馬毛などでできたブラシを使ってお手入れをします。毛の流れに沿ってブラッシングしましょう。そもそもフェルトや布素材の帽子にはホコリが吸着しやすいので、まめにブラッシングすることでそれを避けるようにしましょう。粘着テープはNGです。

 
  日常的な帽子の保管方法

日常のお手入れ後は、帽子専用の箱に入れて保管するのが理想的です。型崩れを防ぐため、箱には乾燥剤を入れておきましょう。なるべく温度の低い、湿気が少なく風通しの良い場所に保管します。
 
  帽子を長期間使わない場合の保管方法

季節ものの帽子などで、長期間使うことのない場合の保管方法です。通常の帽子保管方法同様、帽子専用の箱に入れて保存します。
 
帽子は箱に入れる前に、十分に陰干しをしてください。その後、和紙などに帽子を包み、頭の部分を下、つばの部分を上にして専用箱に入れます。逆さの状態ですね。この方が型崩れしにくくなります。その後、帽子に触れない位置に乾燥剤と防虫剤を入れます。温度が低く、通気性の優れた場所で保管しましょう。